谷村美術館35周年記念事業「奴奈川姫の日本画 川崎日香浬作品展」

日時:平成30年9月30日(日)~10月14日(日)9:00~16:00受付終了
会場:谷村美術館・玉翠園ホール/翡翠園茶室  新潟県糸魚川市京ケ峰2-1-13 電話025-522-9277
谷村美術館公式サイト

 入館料 大人500円 高校生以下300円 (その他セット料金等あり)
このたび、糸魚川市の「神話で結ぶご縁の会」が糸魚川市民有志より募った製作費により川崎日香浬さんに作品製作依頼を頂戴しました。川崎日香浬が平成27年に信濃国一之宮諏訪大社(長野県諏訪市)、出雲国一之宮出雲大社(島根県出雲市)に作品奉納したことを受け、古事記のご縁、神々の親子のご縁で繋がる高志(越)の国は天津神社・奴奈川神社(新潟県糸魚川市、同一敷地内)にも川崎さんの絵を奉納しようという事でお話を頂戴したものです。
 川崎さんとしても、奴奈川姫のお膝元である糸魚川は天津神社・奴奈川神社への奉納は長年の夢でありましたので、製作料は材料費のみを受け取ることにして、製作経費や製作料その他に関しては川崎日香浬の名前で奉納者の1人として寄進することとしました。

 10月27日(土)、川崎日香浬作奉納絵「八千矛神と奴奈川姫の神語~永遠に輝け愛と和のなかに」(糸魚川市、土田孝雄先生命名)が、天津神社に奉納されます。

 古事記に登場する高志の国の奴奈川姫(ヌナガワヒメ)は美しく賢い姫。
 出雲の大国主命(オオクニヌシノミコト)が求婚に来て夫婦となります。
 先代旧事本紀や各地の風土記によれば、その間に産まれたのが建御名方命(タケミナカタノミコト)、すなわちのちの諏訪大明神です。
 このたびの奉納は、平成27年の諏訪大社、出雲大社と合わせますと、上記親子神3神の元に奉納が成ったことになり、古事記以来のご縁、親子のご縁を結ぶご縁に通じるものと感じられます。奴奈川姫を研究しながら生涯の絵の題材として活動している川崎日香浬さんとしても念願であり、大変光栄であると受け止めています。

 27日の奉納に先駆けて、糸魚川市の谷村美術館、上越市のギャラリー祥にて奉納絵が公開展示されます。
 天津神社に納まった後は、壁に掛かった物を見上げることになりますので、今月が目線で鑑賞できる最後の機会となります。是非足をお運びいただき、このたびの奉納絵をご覧いただきたいと思います。